焼酎造りについて

蒸留酒の一つであり、米や麦などをを原料としています。米を原料とした米焼酎、芋を原料とした芋焼酎、麦を原料とした麦焼酎があります。SAKEと違って、アルコール度数が25度以上あるので、原料の味を味わうだけでなく、以下を加えることにより、味や香りの変化を楽しむことができます。

氷:味が引き締まって、スッキリします
水:適量を入れることでまろやかになります
湯:香りが引き立ってきます
炭酸:さっぱりとした爽快感のあるテイストに変わります

造り方:蒸留方法

1.麹造り

SAKEと同様に蒸米に麹菌を増やして麹米を造ります。黒麹や白麹といった麹の種類によって味の変化に繋がっていきます。

2.一次仕込み

麹と水を原料とし、焼酎酵母を加えて、数日間醗酵させもろみを造ります。

3.二次仕込み

もろみができた後、原材料の米、芋、麦を蒸して水と一緒にもろみに加え、数日間再び醗酵させます。

4.蒸留

蒸留器を使い、2次仕込みでできたもろみを加熱して気化させ、アルコールを抽出していきます。

健康面:健康効果が多い

焼酎は糖質0・プリン体0なのでとても健康的です。またそれ以外にも以下の効果があると言われています。
①血液サラサラ効果
②善玉コレステロールを増やす効果
③リラックス効果

文化面:焼酎発祥の地ベトナム

焼酎のルーツは朱印船貿易が盛んだった16世紀に、琉球(現在の沖縄県)との貿易拠点となっていたホイアン(旧シャム王国)から蒸留技術が日本に伝わってきたという説が濃厚です。  
沖縄の代表的な焼酎である泡盛はタイ米(インディカ米)を用いて蒸留されているように、日本とベトナムは焼酎においても歴史的なつながりが深いです。その沖縄から鹿児島に焼酎が渡り、芋焼酎や米焼酎が流行っていったことによって日本の焼酎文化が形成されたと言われています。